増税 tax increase 2004 6 3
企業から見れば、年金保険料は、税金です。
なぜかというと、年金保険料を、
労使折半して払っているからです。
ですから、年金保険料が上がるということは、増税に近いのです。
だから、こういう企業が出てくるのです。
6月2日の日本経済新聞によると、
「あるハイテクメーカーは、
入社3年までに、技術者全員が退職する。
個人事業主として、業務契約を結び、
会社から仕事を『受注』することで報酬を得る。
独立した社員は、厚生年金を脱退する。」
将来、このような雇用形態が増えてくるかもしれない。
年金保険料が、毎年、上がっていけば、
企業は生き延びるために、
今までは考えられなかったことを実施するでしょう。
今後、少子高齢化が、予想以上に進んだ場合は、
さらに、年金保険料を引き上げる必要が出てくるでしょう。
年金の財源は、消費税とすべきです。
消費税が年金の財源になれば、
年金受給者も、年金を積み立てることになります。
つまり、国民全員が、年金を積み立てることになります。
今は、年金を払っていない国民が多いでしょう。